最近のインターネット界はひろゆきの言う嘘が嘘であると見抜けない人でも気軽に利用できるようになり、今までだったら問題ない普通のことが「およ?」となり始めている。
例えば吉田製作所のコメント欄はほんの数年前までは「何やっているんだ、こいつ」「それ間違っているよ」みたいな指摘コメントがありふれていたが、最近では「吉田さんのレビュー最高」「参考になります!!」という称賛のコメントのほうが目に見えるようになってしまった。これがジャニーズ()の動画なら全く問題ないが、ガジェオタが主に集う動画ですらそんなコメントが蔓延ってしまうのは面白くない。
もちろん動画さえよければすぐに伸びるようになったり(ひき肉)、収益が増えたり、といい側面もあるが、YouTube運営の最近のコメント欄の名前を一意のIDに、URLを無効化、等の仕様変更を見ると何とも言えなくなる。
X・Twitter・Instagramで色々考えてみても、ステマ規制・パパ活・闇バイト等問題になっているから、「あの頃のインターネットに戻りたい」と思わざるおえない。
さて、最近のインターネットに関する前置きが長くなったところで、この記事ではそんな現状から企業・著名人が自分から影響を受けている、インターネット界が生んだ『特級呪物粛聖!! ロリ神レクイエム☆』を語りたい。
当サイトはアフィリエイトプログラム(広告)による収益を得ています。
MV・曲の概要
タイトル:【オリジナル楽曲】粛聖!! ロリ神レクイエム☆ / しぐれうい(9さい)
投稿日時:2023年9月10日
再生回数(執筆時):2500万再生超え
ボーカル/作詞/作曲/イラスト・アニメ:しぐれうい/まろん/D.watt/かがめ
18日で1000万再生達成、そこから約7日で2000万再生達成。異次元。
曲は何度も聴きたくなるいわゆる電波ソングで、MVは中毒性のあるダンスと所々にどこかで見たことのあるインターネット文化が散りばめられている。
ちなみに
MV中のしぐれういとしぐれういは別人であるらしい。概要欄にしぐれういのプロフィールやSNSリンクがなかった理由。
年齢は救済にならって9歳?
しぐれういとは?
私は知らなかった、しぐれういという存在を。なので色々調べてみた。徹底調査は未定。
しぐれうい:X YouTube pixiv tumblr ツイフィール
三重県四日市市出身。美術大学卒業。在学中に漫画雑誌『まんがタイムきららミラク』で「かんきつパンチ!」を連載したほか、カードゲームのイラストなどを手掛けた。
ゲーム会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターとして活動を始める。
2018年8月に活動を開始した、ホロライブ所属のバーチャルYouTuber・大空スバルのキャラクターデザインを担当した。以降、スバルの配信にゲストとして出演することがあった。最初のゲスト出演時からアバターはあったが、多くのバーチャルYouTuberのようにアバターが動くことはなかった。2019年1月のゲスト出演時にスバルから「動いてほしい!」と言われ、Live2D等の環境を整えた。これをきっかけに2019年5月からバーチャルYouTuberとしての活動も開始し、イラスト制作や雑談、ゲーム実況などの配信を行っている。2022年1月16日にはバーチャルYouTuberとしての自身の3Dモデルを公開した。
2023年9月23日には、チャンネル登録者数100万人を達成した。
代表作
景品表示法に基づく表記:下記リンクはアフィリエイト(広告)です。
伝説のダンスを世に送り出したで有名アニメ化済み。Amazon Prime Video
罵声→助かる〜ゥの意味を理解するために
MVで、しぐれういちゃんの罵声→助かるぅというコメントが流れていて、ほとんどの人が「え?なんで」となっただろう。正直書くと私もそうなった。
ただよく振り返ってみると助かるという気持ちがわかる人間だったから、この謎の気持ちを言語化していきたい。
まず助かるためにはしぐれういちゃんを好きにならないといけないんだ。いわゆる推し。でないと理解できない。
あれが普通なんですね、正直他のアイドル系やジャニーズ系は男女でそこまでファンサ変わらないので水瀬さん冷たいなぁと正直がっかりしてました笑
— dorto (@PGjcmXYEMf1Jn0R) September 24, 2023
なぜかご褒美に感じてしまうこの感情に誰か名前をつけてほしいのだが、多分「俺たちに向かって本当に言ってくれているんだ」と実感できるからだと踏んでいる。それも自分が応援している人に。
わかりやすいのはホスト・キャバクラあたり。
書いていてごちうさもそうだが日本の闇に触れているようで楽しくないのでここで終了。
一般への影響
「粛聖!! ロリ神レクイエム☆|しぐれうい」の曲は中毒性があり、1人が何度もフル再生することから、YouTubeやTikTokのアルゴリズム的に有利である事から思いもよらない界隈まで届き、次第に一般に浸透していく。タイパ・切り抜きと言う言葉からわかるとおり、MV全体を見ないで、例のダンスシーンだけを見て、何も考えずに拡散する人が多く、結果的に思いもよらない批判が一定数されニュースになり削除。
そんなような影響を受けた企業や著名人をここからは個別にみていき、考察していきたい。
防犯ブザー
一連の流れ
- 【9月29日】アーテック公式X・YouTube・TikTokで「これ自社のかも」というような投稿・動画を公開
- 該当投稿・動画削除+TikTokアカウントごと削除
- 【10月2日】株式会社アーテック公式HPでお詫び声明発表
某わかさ生活のようなポジションを取りたかったのかな、と一連の流れを見て思った。きっと悪意はない。
がインターネット自体が世界に発信され一生残るかもしれない場所、現在のSNSはインターネットのいわゆるノリを知らないママパパがたくさんいるということ、絶賛話題になっている某ジャニーズの問題等を意識しないでSNSを担当していた社員は微妙。
問題になった後の対応は最悪。なぜ?と社員の心境がないから、飛躍したり、論点がすり替えられたり、して批判されてしまう。
元うたのおにいさん
NHKのEテレ番組「おかあさんといっしょ」の元うたのおにいさんである、横山だいすけさんがTikTokアカウントにて粛聖!! ロリ神レクイエム☆のダンスを踊った動画を投稿し、批判された。
現在はTikTokアカウント丸ごと削除済みで、謝罪文を公式ブログに掲載。
この度TikTokの使用楽曲につきまして皆様から多数のご意見をいただきました。
今回、曲の歌詞、及び背景を把握せず、流行りという理由だけでダンスを真似て投稿してしまいました。
応援して下さってる方を深く傷つけてしまったこと、また、多くの方を不快な気持ちにさせてしまったこと、大変申し訳ございませんでした。
全ては僕の不徳の致すところです。
皆様からの声を真摯に受け止め、この様なことが決してないよう努めます。
また今後はコンテンツに関しましてきちんと精査、内容把握をした上で責任を持って発信してまいります。
みなさまより引用
特級呪物
インターネットという誰もが気軽に発信できる環境で、YouTube・TikTok・Xという伸びれば更に伸びるプラットフォームに放った、オタク文化を詰め込んだ曲こそが、粛聖!! ロリ神レクイエム☆だ。
まさにインターネットが生んだ特級呪物といっても過言ではないだろう。