エックスサーバー社から2023年10月3日、あるレンタルサーバーが登場した。その名も
シン・クラウド for Free
1回でも無料のレンタルサーバーを調べたことがある人なら「え?本当に大丈夫?」と言ってしまうほど控えめに言ってやばい。
ということでシン・クラウド for Freeの概要・できること、メリット・デメリット等、実際にサイトを開設してみてレビューしていきたい。
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立ち位置
1年更新1ヶ月価格+WordPress環境構築
- エックスサーバー:1100円
- シン・レンタルサーバー:880円
- シン・クラウド for Free:0円
- エックスフリー(受付終了):0円だが広告あり、SSL未対応、サブドメイン使用不可、2GBまで
まずはエックスサーバー社におけるシン・クラウド for Freeの立ち位置がわかるリスト。
簡単に言えばシン・レンタルサーバーの下位版でエックスフリーの後継である。
エックスフリーはリストの説明通り、普通に利用するのには全くというほど利用できないサービスだったが、シン・クラウド for Freeは……
主なスペック・機能
WordPressで1サイト構築する分には機能的には有料エックスサーバーと一緒と言っても過言ではない。これは本当に凄い。月額500円以下の格安レンタルサーバーが全て不要になるほどに。
メールは使えないが、Gmailを別で新規取得、メールサーバー別契約、Cloudflareで転送させるーとか方法はいくらでもあるから問題にならない。
速度だよ!!
ただ長年レンタルサーバーを色々利用している人にとっては「どうせ速度が遅すぎるんだろ」「結局速度だろ」と思っているだろう。無料だし。
https://sekirei.blog/speed-test/
ということで実際にWordPressでサイトを構築し、スピードテスト専用ページを作成してみた。上記サイトは実際にアクセス可能だから是非アクセスしてみてほしい。
アクセスできない方へ、結果は爆速だった。有料のエックスサーバーと同等水準。アクセスが集中しそうな夜試しても爆速。
ちなみにsekirei.blogドメインはお名前.comで無料で取得。
ドメインについて
シン・クラウド for Freeでは、ドメインは自前で用意します。公式から自分で名前を決められるドメイン・サブドメインは提供されません。
致命的なデメリット
ここまでは文句のつけようがない最強のレンタルサーバー。ここからは……
シン・クラウド for Freeではご利用にあたり、3ヶ月間の利用期限を定めています。
継続して利用する場合、3ヶ月ごとに契約を更新する必要があり、契約更新により利用期限が3ヶ月延長されます。 契約更新は利用期限の2ヶ月前から可能です。
契約を更新されないまま利用期限を迎えた場合、該当の契約は凍結されます。
利用期限の超過により凍結された場合も、凍結後1ヶ月間はサーバー一覧の「凍結解除(無料)」から復旧が可能です。凍結から1ヶ月後より順次データを削除します。
データの削除後は復旧ができませんので、継続利用をご希望の場合はお早めに契約更新を行ってください。契約の更新についてより引用
自動更新という概念がなく、忘れたらデータ消去。更新は数年単位とかではなく3ヶ月単位。
無料だから全てが許されるとはいえやばすぎ。
サブとしてはあり、メインとしてはなし
ということで、シン・クラウド for Freeはサブとしてはありだが、メインとしてはなしというのが最適な結論だろう。
どう考えても3ヶ月に1回更新しないとデータが完全消去というのは怖すぎる。これから利用者が増えてサイトスピードが下がるかもしれないのも微妙。
シン・レンタルサーバーが安い
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最後に最近知ったんだが、シン・レンタルサーバーがびっくりするほど安い。
ベーシックで、12ヶ月契約での1ヶ月価格が880円(通常価格)。この価格はエックスサーバーよりも、GMOのConoHa WINGよりも、安い。何かエックスサーバー・ConoHa WINGとの違いがあるか?と思いきやスペック・機能一緒で独自ドメイン永久無料特典付き。
今レンタルサーバーをどれにしようか悩んでいるならおすすめ。契約縛りは10日間お試し後、最低3ヶ月(合計2970円)。
XREAさん……
おまけ。
これはXREA Plusで作成したサイト。12ヶ月で1ヶ月価格:約250円。